注文住宅は土地と建物の予算配分を考えることも大切
注文住宅は、建売住宅のように土地と建物が組み合わさり価格が設定されているわけでないので、土地代で多くの予算を使い切ってしまうと建物にかけることができる予算が少なくなり、イメージしていた注文住宅よりも小さくなってしまう、間取りが減るなどのリスクがあるので注意が必要です。土地に合ったベストな創世の家を建てることができないなどの失敗事例もあります。東南角地の土地を購入したけれども、土地代に多くの費用が掛かったので建物に掛けられる予算が少なくて、日当たりは良いけれども夏場は暑くて冬場は寒いなどの家になったなどのケースもゼロではありません。注文住宅の家を建てるときは、土地の有無に関係なく予算を明確にすることから始めなければなりません。
頭金と調達可能な住宅ローンなど、これらを把握した上で総額を割り出すことから始めるのが基本です。特に、住宅ローンは高額になる融資ですから毎月の返済額やボーナス月の返済額など、これらを割り出して無理なく返済ができる金額を導き出す、これにより住宅ローンの借入総額を把握できるようになるので、頭金と合わせた総予算が分かります。後は、建物と土地に掛けることができる割合を決めることになりますが、ここで注意しておきたいことは家づくりの中では現金払いが必要な諸費用がある点です。例えば、仲介業者に支払う仲介手数料や住宅ローンの事務手数料、手付金などは現金払いが基本になるので頭金からその費用を差し引いてから計算することが大切です。