家を買う適切なタイミング
家を買うタイミングについては、大きく三つの要素について検討しなければなりません。まず、何と言っても資金に関わることです。次に、資金の貸主である銀行など金融機関等の事情です。最後に、人生設計や家族設計に関わることです。
家を買う場合は、即金という方は経済的に余裕のある方でしょうが、多くの場合は、ローンで資金を融通しなくてはなりません。そのローンがうまく承認されるためには、安定した収入が必要です。転職する年齢でもなく、ある程度の職場における地位が確立している頃合が適切です。したがって、四十代ぐらいから購入を考える方が多いようです。
また、銀行などの金融機関が、キャンペーンと称して金利を安くしているときを逃さないようにした方がよいです。毎月は少額な金利ですが、生涯となると話は大きくなります。少しでも金利が安く、契約者のための生命保険がセットされているローンが目にとまったときが絶好のタイミングです。材木の高騰やトイレなど海外外注の部品調達などの事情も考慮すべき点です。
お一人の生活の場合は、家を買うという選択肢をとられる方は少なめだと考えられます。人生の伴侶を得、子ども達が産まれ、単身赴任などの状況も踏まえながら、何より家族の平和や幸せのためになるタイミングで購入をすることが大切です。退職年齢である六十五歳からローンの期間三十五年ぐらいを引くと、三十となりますが、退職金を一部当てることで、四十の声を聞くあたりまでには、見通しを持つ事が必要です。