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熱回収の注意点について

熱回収には、大きく分けて廃温水からの回収と排ガスからの回収に分類することができます。廃温水からの熱回収を行う場合には次のような注意点があります。排水中には、有機物や土砂、食物残滓、人毛など様々なスケールが存在しており、これらが熱交換器を閉塞させてしまうことに注意が必要です。スケールが付着することで熱交換器は性能低下につながってしまうために、定期的な点検と洗浄を行います。

熱交換器には、プレート式やシェルアンドチューブ式、スパイラル式などのタイプがあり、スケールの付きにくさや洗浄方法も異なるため、導入に当たっては慎重に検討することが重要です。排ガスからの回収の場合、排ガスに含まれる窒素酸化物や硫化酸化物に注意が必要です。これらの成分が含有されているガスを冷却したうえで熱回収を行うと、結露水の中に硝酸や硫酸が生じます。硝酸や硫酸は金属を腐食させるリスクがあります。

腐食リスクを考慮したうえで、熱回収に用いる腐食に強い材質の選定を行ったり、そもそも廃熱を生じさせる際に利用した燃料を硫化酸化物が多い重油からと都市ガスやLPガスに切り替えるといった工夫も必要となるのです。腐食しにくい材質としてはチタンなどが存在しますが、導入に当たっては費用対効果も考え、ある程度腐食は覚悟のうえで安い材質を導入したうえで、定期的に交換するなどのランニングコストも見据えたコストパフォーマンスの検討が必要となる点にも留意しておく必要があります。

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